松本民芸家具公認ブログ

新作違棚

新作の違棚です。

幅８０ｃｍ、奥行き３０．８ｃｍ、高さ１２０ｃｍ
税別本体価格　２１８，０００円

今回、名古屋タカシマヤでの催事に初展示しました。
間仕切り的にも使え、最下段の棚板高さは３３ｃｍを確保しているので
A4サイズ収納可能な書棚としても使えるよう設計企画したこの棚ですが、
意外や、玄関のホールに置きたいという話が何件もありました。
同じような棚としては、先の民藝展用企画品として製作しました
芹沢型卍型飾り棚もございますが、そういえばこちらも玄関ホールに
という方が結局購買されていました。
なるほど皆様玄関ホールが広いのでしょうか（^^；）
いえいえ、玄関ホールに見栄えのいい、それでいて煩みのない
上質でさりげないものを探している方が多いのではないかと。

確かに玄関ホール正面の壁などには、幅的にも最適ですし、
季節感も飾り物を変化させることで楽しんでいただきながら
演出できるでしょう。
加えて奥行きが浅いがゆえに圧迫感は出ません。

ある種、現代の隙間家具と言えましょうか・・・。

いかがでしょう。（^^）

特注の朝鮮棚

これは、お客様のご注文で製作した
特注の朝鮮棚です。
本来は下の箱部分のみのN型朝鮮棚の上に飾り棚を
のせた形です。
オリジナルに対し、柱の装飾を変え、
全体のバランスも見直しています。
いつも思うのですが、なかなか１/10の図面では
バランスがつかめず、時に原寸図面も書きますが、
やはり出来上がるまで不安もあります。
この朝鮮棚、非常にバランスのいい立ち姿になった
のではないかと思います。

これは玄関ホールに置かれるそうですが、
とても印象的な玄関になることでしょう。
気に入っていただけるとよいのですが。

岡山 天満屋くらしのギャラリー展示会について

（クリックすると大きくご覧いただけます。）
三層棚（タモ材・漆仕上げ）　
　Ｗ92.4ｘＤ26ｘＨ９１　税込　２３７，３００円

この製品は、恩師　安川慶一先生（富山県民芸協会初代会長）の
蒐集された朝鮮棚を習作したものです。
さりげないたたずまいが、見る者、使う者をあきさせない棚といえます。

こうした製品を今回の「松本民芸木工逸品展」で展示いたします。
先達のたくまぬ優品の習作や、欧米の造作の妙へのあこがれ、
若い手のものの勢い、熟練の手のものの味わい。
そんなことが感じ取れるものを集めてみます。

今日、深夜に飾りつけです。これから岡山に向かいます。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

次回は、展示風景をご紹介しましょう。