柳 宗悦先生 監製の品
2009年 01月 16日
しかも、新聞のTV欄には、「いまブーム!」と書かれていて驚きました。(^^)
いやはやブームなんでしょうか、実感はまるでありません。
今日の番組が、柳 宗悦先生をどのように紹介するかは
大変楽しみであるところです。
柳 先生は、弊社も大変助力いただき、そもそも柳先生と池田三四郎の
出会いなくして、松本民芸家具は起こりえませんでした。
今日は、いくつかある柳 宗悦先生の協力により生まれた製品の中から
2点を紹介します。
#512型寝椅子 W180xD51.5xSH35
#514型ラッシスツール W42xD33xSH34
どちらも傑作、何時の時代も人々が欲する椅子です。
この寝椅子、座るには背が無いし、寝るには狭い。
はてさてどのように使うものかと思っていたところ、柳先生がにこやかに
この寝椅子をご使用なされておいでの写真が資料の中にありました。
並べて2脚置き、真ん中には丁度の茶卓をしつらえ、
ひざをまげて、楽しそうにデッキチェア風に座り、お茶を飲まれている写真。
なるほど、楽しそうな使い方です。
毎朝、松本民芸生活館の掃除をするのが、朝5時30分。
仏間に飾られた柳先生の遺影を拝見します。
柳先生とお会いしたことの無い我々の世代。
いったい柳先生とはどのような方だったのか。
遺影のお顔はいつもやさしくにこやかで、
毎日変わらず、
「どことて御手の中にいるのだから、思う道を進みなさい。」
と勇気付けられているようで、
毎朝、気持ちが新たになります。