前出の椅子修理のその後
2010年 07月 01日
その際は片側の肘掛を作り直さなくてはならないと判断した
ところ、ご要望であった使い込まれた風合いを出来るだけ
なくしたくないという、職人の判断で非常にうまく修復することが
できました。
肘掛の付け根部分は裂けてしまい、欠損部分もあり、
そのままでは勿論、再度組みなおすことは不可能でした。
そこで、職人は、ばらしたあと肘掛の一部分を切断し、
そこに新しい木を組み入れ、再度ホゾを立てなおし、修理したわけです。
こうすることで、肘掛を新たに製作しなくても良くなり、
左右の肘掛がちぐはぐになることを避けることがでました。
現在塗装作業に入っています。
もうすぐお戻しできることでしょう。