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漆屋さんの仕事

松本はもうずいぶん冬の雰囲気になってきました。
例年雪はまだですが、何年か前に11月の終わりに
大雪が降ったことがあったので、雪が降らないとも
限りません。
長い冬がやってきます。

さて、以前に長野県の映像アーガイブ事業に協力している
話を書きましたが、当社の製造工程の取材も大ずめ、
昨日、木曽の当社指定の漆屋である荻浪漆工に、漆塗りの
取材のため同行してきました。
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荻浪さんのところは、親子2代に渡り当社の仕事をしていただいてます。
昔は、木曽では拭漆の技法はあまり一般的ではなく、
木曽春慶や木曽堆朱、下地をつける塗り物が多かったようで、
昭和20年代に当社の仕事として、木地を生かした拭漆仕上げ
は、手探りでの作業だったそうです。
漆は元来、器物の木地をいためないよう、また汚れがつきにくく
使いやすいように施す塗装技術であり、塗っては拭き落とす
を繰り返す拭漆は、漆に一切の混ぜ物をしない技法なので、
それゆえにごまかしが利かず、技術が要求されます。
また、家具職人の技術のあらも出やすいといえましょう。

いまの2代目の荻浪さんとて、すでに当社の仕事をしてもらって
50年あまり。松本民芸家具の要求する塗りは熟知しています。

いろいろな職人に支えられているのだと、あらためて感じつつ、
取材を見守っていました。

しかし、カメラマンさん、そんなに近くてかぶれなかったろうか?
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by matsumotomingei | 2010-11-25 16:45 | 諸事雑談 | Comments(0)  

恒例の高崎髙島屋での展示会のご案内

来る11月10日(水)~15日(月)までの期間、
毎年11月に開催しております、高崎髙島屋での催しが
本年も開催されますので、ご案内いたします。
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ST型長椅子 W184xSH38xH88
税込価格 491,400円
本年新作で展開し好評いただいているこの長椅子も出展します。
この椅子は、いままでの弊社の長椅子と違い、簡易ベットとしても
お使いいただけるくらい横幅も奥行きもたっぷりした椅子です。
クッションは固めフラットで、くつを脱いで上に座り込んでも、
大変快適です。

さて、高崎髙島屋の催しですが、この催しは例年高崎髙島屋の
4階にあります、特別催事室という部屋を使っての催しです。
入り口がちょっと分かりにくいので、ここで改めて説明いたしますと、
エスカレーターで4階に上がりますと、紳士服売場です。
その一角に時計コーナーとメガネコーナーがあり、その間に通路が
あります。そこを入った先が4階特別催事室です。
会場は、完全な1室となっておりますので、ゆっくりとおちついて
商品をご覧いただけます。毎年、いっそこのままにしておけば?と
声が聞こえるほどなのですが、松本民芸家具の世界をゆっくりと
感じていただくには、非常に良い催しです。
ぜひ、お近くの皆様にはお出でいただきたく、ご案内申し上げます。

「松本民芸家具 展」
場所 高崎髙島屋 4階 特別催事室
期間 平成22年11月10日~15日(AM10:00~PM7:00)
* 期間中、弊社社員が常駐しています。
  修理のご依頼、特注品のご相談などお声がけください。
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by matsumotomingei | 2010-11-04 14:41 | お知らせ | Comments(0)  

映像保存事業の取材

長野県が、県内の伝統工芸品の映像をハイビジョンで
保存し、WEBでその映像を公開、自由に閲覧できるという
事業のため、いま業者さんが連日取材に来ています。
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いつもこうした取材の際、題材とするのは伝統的な茶保台に
するのですが、今回は茶タンスの製作風景を最初から
最後まで取材していただくことにしました。
担当したのは弊社職人の牧内。
ホゾを削るところ、組むところ、刃物を研いでいるところまで
取材していました。
今も毎日行なわれている仕事ですが、
今のうちに保存しておかなければという発想が
なんだか寂しく感じます。
確かに1人でやっている伝統産業もあるけれどね・・・。

映像保存など必要がないよう、
伝統の灯を絶やすことなく、灯しつづけていかなくてはいけません。
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by matsumotomingei | 2010-11-02 15:25 | 諸事雑談 | Comments(0)