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梅雨の晴れ間

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工場の外観とぶる下がっている椅子。

梅雨に入ってからじめじめした日が続いています。
今日は梅雨の晴れ間、かえって晴れるとよりじめじめが増して、
蒸し暑い日です。
ここの工場は元々は染色工場であり、工場内に染め上げた布を
洗う用の水槽があります。またこのあたりは湧き水が豊富で、
水路が多く、工場の下にも2本の水路が通っています。
これが実はこの時期厄介で、ヤブ蚊が発生するらしく、
油断すると一日数箇所刺されます。
蒸し暑い上に、蚊の攻撃・・・・。う~ん。
工場内の冷房はその豊富な水を利用し、屋根に打ち水、
そして水冷式のとてつもなく古い冷風機を使っています。
湧き水で冷やされた風は、適度にひんやりしていて具合がよく、
水は水路からポンプでくみ上げられて、ラジエーターを通って、
また水路に戻ります。
考えてみれば大変エコです。

この時期にご要望が多くなるのが、抽斗の調整です。
湿気で抽斗の前板が膨張し、抽斗が飽きにくくなります。
無垢の木はどんなに乾燥させても、どれほど時間がたっても
そうしたことが起こる事があります。逆をかえせば木が生きている証拠です。
ご要望によってお伺いし、抽斗を削って調整いたしますが、
ご家庭で出来る対処方法を一つご紹介します。
抽斗が開きにくくなったな?と思ったら、その抽斗を少し引き出して、
扇風機で風を半日ほどあててください。
そうすると少しだけ乾燥して、抽斗がスムーズになります。
その後、抽斗の底の両側に蝋燭を擦り込んでおいてください。

この抽斗がふえて開きにくくなる現象。
とても不思議なことに、何年か頻繁に起こったかと思うと、
突然ならなくなったりします。

この時期、家具の裏を壁にくっつけている方は、少しだけ
壁から離して、裏にも風を通してあげてください。
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by matsumotomingei | 2010-06-28 17:21 | 諸事雑談 | Comments(0)  

修理品に思うこと

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この椅子は、立川髙島屋のフェアの際お預かりした修理品です。
お孫さんになられるかたが、おじいさまの椅子なので
出来れば自分が使っていきたいと思い、修理して欲しいと写真をお持ちになられました。
拝見するとずいぶん古い品物で、おそらく昭和20年代終わりごろの
製作と思われます。
肘掛と背柱は片方破損していて取り替えなくてはいけません。
部品を交換しなくてはいけないので、塗装まで含めて綺麗にしましょうか?
と私がお聞きしたところ、そのお孫さんは、
「いいえ、使える部分は祖父が使い込んだままにしてください。」
「色がちぐはぐになってもかまいません。」
とおっしゃられました。祖父の面影を大事にされたいとのこと。
いいお話だと思いました。
で、会社にその椅子が届き、実物を確認したところ、とても使い込まれている
もので、型が微妙に今の物と違うことがわかりました。
肘掛の先端の形状、手が乗るところの形などが違います。
こうなると、部品を交換するだけというわけには行かず、当時の形に
あわせて作り出すことになります。
というわけで、現在この椅子は職人にゆだねられ、修理をまっているわけです。
手仕事だから請けられる修理、そして心を感じるご依頼でした。

そういえば、先の山陽百貨店でのこと、
父の日のプレゼントとして娘さんがご注文されたものがございました。
ロッキングチェアでした。
側にいたお母さんが驚いて、うれしそうにされていました。

今時の若者といいますが、いえいえ、心のある方はたくさんいますね。
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by matsumotomingei | 2010-06-15 14:39 | 諸事雑談 | Comments(2)  

雑誌ミセス

姫路の展示会も無事終了し、すこし雑用におわれていましたので
更新できずにおりました。失礼しました。

さて、現在書店店頭に並んでいます雑誌ミセスに弊社が
紹介されております。
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松本市在住のスタイリスト、「伊藤まさこさんが紹介する松本」のシリーズでの
紹介です。
弊社のほか、レストラン鯛万なども紹介されておりますので、
ぜひご覧ください。

しかし、今年は花粉が多いのでしょうか。
ここ数年、それほど病むことなく過ごしてきましたが、
今年は花粉症で大変苦しんでおります。
ベランダの手すりや車などがまっ黄色になっています。
おそらくアカシアの花粉かと思われますが、
やはり異常気象の影響なんでしょうか。

アカシアの木はとても丈夫な木で、
昔、将来の材料の枯渇を考え、あたりに無尽蔵に生えているアカシア
を使い家具を作る研究をしたことがあり、その際試作した椅子と卓子を
30年あまり野天に放置し、30年経った今も使える状態であることは、
今思うに驚くべく耐久力のある木なのでしょう。
ただ、すぐに成長するため成長過程で砂などを吸い上げていることが
多く、まるでサンドペーパーを鉋で削っているようだということで、
扱いにくい木だとして研究は頓挫していますが、
今年のこの尋常でない花粉の量を考えるに、おそらくかなりアカシアの木
は増えているものと考えられるので、ここらで、また改めて材料としての
可能性を探ってみるべきかもしれないと、
花粉症に苦しみながら考えています。
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by matsumotomingei | 2010-06-11 14:45 | 諸事雑談 | Comments(0)