カテゴリ:椅子( 19 )

 

他社椅子の復元

他社椅子といってもどこの製品かわかりません。
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とあるお客様からどうしてもこの椅子を
復元してほしいと頼まれました。
ずいぶん使い込まれたその椅子は
各所が相当痛んでおり、もう座れる状態ではありません。
椅子はなかなか簡単には形にまとめることが難しいので、
こうしたご依頼は通常お断りしております。
しかし、足掛け3年、このお客様に口説かれました。
お客様とは、弊社のウインザーチェアの作り方で良いことを
確認いたし、お受けした仕事です。

この方には、それまでも展示会のごとに様々な椅子に座っていただき、
この椅子を復元するのではなく、
新しいものにしてはどうかとお勧めしてきましたが、
どうしてもこの椅子の座り心地が気に入っているとのことで
代替え品が見つかりませんでした。
とはいえ、弊社の椅子が座り心地が悪いといわれるのではなく、
どれも座り心地には不満はないのだけれど、
どうしても踏み切れないのだと・・・・・。

十分なお時間を頂戴し、現物をお借りし、
原寸図を書き、ディテールを煮詰め、
ようやく今日、復元椅子は形になりました。

弊社のバリエーションにはない背の高さであり、
座ってみると、なるほどお客様の言わんとしていたことが
ようやく理解できた気がします。

椅子作りは本当に奥深いと思います。
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by matsumotomingei | 2014-02-04 15:48 | 椅子 | Comments(0)  

ムートン気持ちいいかも

今年、本当に好評をいただいてきました
G2型ロッキングチェア。
ちょうど時期的に寝具売り場にムートンが
沢山売っていましたので
こんなことをしてみました。(^-^;
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せっかくのフォルムが隠れてしまい残念ですが、
案外いいかも…気持ちいいです。
ちなみに定番のJ型でもやってみました。
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こっちもいいかも。(^-^;

高崎高島屋の売り場で明後日26日まで試せます。
ものはためしで……
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by matsumotomingei | 2013-11-24 18:29 | 椅子 | Comments(0)  

新作のロッキングチェア

日本橋高島屋で昨日から開催されている
展示会に、新作のロッキングチェアを御披露目
しています。
現在幻になっていますG型のロッキングチェア
と同様の存在感、座り心地を目指しました。

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G-2型ロッキングチェア
税込336,000円
平成28年6月15日価格改定しています。ご注意ください。

松本民芸家具の新しいフラグシップロッキングチェア。
ぜひ、ご覧ください。
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by matsumotomingei | 2012-08-02 10:19 | 椅子 | Comments(0)  

フロンティアチェア

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およそ60年以上前に製作したであろう椅子がもどってきました。
現在#91型キャプテンチェア(右)として製造しているタイプの
初期の型で、フロンティアチェア(左)と呼ばれていた製品です。
なぜフロンティアチェアと呼ばれていたのかというと、
この椅子の手本となった椅子の型が、アメリカ初期開拓時代の
ウインザーチェアであったためと、我々にとっても初めてのころの
量産型ウインザーチェアであり、まさにフロンティアだったからでしょう。

ずいぶんと使い込まれて色はかなり薄くなっており、
というか当時の塗装方法はまだ未成熟で、退色が
早いものだったゆえ、このようになっています。

修理の内容は全体の緩み直しですが、現状でも
使用に耐える状況であったのは、あらためてウインザーチェアの
堅牢さを認識したところです。

右側のキャプテンチェアと比べると傘木の高さも低く、
座板も薄い材料を使用しています。
おそらく、材料的、経済的な制約があったことが伺えます。

しかし、この椅子には創業当時のフロンティア精神が宿っているような
そんな気がしました。
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by matsumotomingei | 2011-03-30 08:45 | 椅子 | Comments(0)  

特別企画製作2点

この月末に姫路市で大規模展示会を開催する予定で、
それにあわせて、特別企画品、新製品など数点をご用意する
中で、今日2点木地仕上がりしましたので、ちょっと
ご紹介しましょう。
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これは、楓の木目のすばらしい板を使用した特別製ビューロー。
楓は固く、本当に固く、ともすれば欠けやすいほど
加工が困難な木材ですが、その複雑な木目はとても美しく、
その美しい木目を生かしたパーソナルデスクを作りたいと
考えました。
木地ではわかりにくいですが、これほど木目が出ている材は
貴重で、楓すべてがこのような木目が出るわけでは、当然
ありません。
どのように塗りあがるか、とても楽しみです。

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時代性から考えると少々ずれている?かもしれませんが、
かなり大きな、そして奥行きもたっぷりある長椅子を製作
してみました。
いわゆるセトル、横になれる長椅子です。
座面は8cm厚のクッションをのせます。
リビングで、この1脚だけでゆっくりとくつろいでいただけるように、
あえてサイズは自由に考え、しっかりした存在感のある
ものにしたいと考えました。
さて、どのように皆様がご判断されるか。

5月25日からの姫路 山陽百貨店での展示会で
お披露目いたします。
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by matsumotomingei | 2010-05-17 16:58 | 椅子 | Comments(2)  

フェニカロッカーについて(再)

いつも、当ブログをご覧頂まして、誠にありがとうございます。
さて、アクセス件数を確認してみましたところ、このところ
検索ワードの上位には常に「ロッキングチェア」が入っていたのですが、
ここへきて急に「フェニカロッカー」での検索が急上昇しており、
現在検索ワードで1位のぶっちぎり状態です。
多くの方が「フェニカロッカー」について、興味がある様子なので、
改めて、フェニカロッカーについてご紹介いたします。
このフェニカロッカーについて、その誕生の経緯は、こちら
ご覧いただくとして、今回は、このロッキングチェアの他のものと比べての特徴
について書いてみようと思います。
さて、このフェニカロッカーのもとになった椅子は、弊社のこの型です。
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#508D型ウインザーチェア W59xSH44xH92 税込 115,500円
この椅子は、英国人の陶芸家であり、弊社の恩師であるバーナード・リーチ先生の
監製による椅子ですが、英国の伝統的なものにこのような姿のものはあります。
その伝統的な姿のものを、リーチ先生が、細部のデザイン、ディテール、サイズなど
様々な部分を、弊社の職人とひざを交えて話し合い、改良を加え生まれた椅子です。
この椅子の特徴としては、あまり大きすぎない適当なサイズというか、着座すると
どちらかといえばタイトな部類でありながら、肘掛を支えるツカ柱が後ろの大きく
逃げているので、足回りに窮屈さがなく、自然なアールによる背の当り具合のよさ
とあいまって、体にフィットし、かつ無理な感じがしないことが特徴でしょう。
座面の高さは44cmと、数値で見ると比較的高めですが、座面の奥行きを適度に
抑えているため、座面の高さを感じず、かえって足つきがよく感じます。
また、先ほどのツカの形状と背柱のアールにより、姿勢を斜めに崩して座っても
違和感がなく、というか体を降りやすいので、長時間着席するのに無理を感じません。
加えて、座面の高さに対して、肘の高さが比較的低いので、肩が下がり、上半身に
変な緊張感がありません。
座板の厚みは約3cm弱と必要以上に厚いものは使わず、重量も軽量にする工夫が
あり、しかも強度不足が出ないよう、座板は価値のあるハギなしの1枚板を使用するなど、
贅沢な仕様になっています。
長時間座っても快適な、まさに名品といえましょう。

フェニカロッカーも座面の高さが44cmに設計されています。これは、通常の
ロッキングチェアで考えると数値的には高いのですが、(通常の弊社のロッキング
チェアの座面の高さはおよそ38cm)この高さにこだわりがあります。
ベースにした椅子の特徴を最大限生かすよう、つまり、一般的な概念で考える
リラックスチェアとしてのロッキングチェアとは別に、座り心地のよい普通の椅子で
ありながら、さらにロッカーをつけることで着座姿勢をより動かしやすくし、
より無理のない姿勢で長時間の着席を可能とした椅子といえましょう。
事実、フェニカロッカーはたとえばテーブルやワーキングデスクにセットしても
低すぎないどころか適当な高さであり、たとえば長時間机に座って作業する方
などのワーキングチェアとして最適なんではないかと感じます。

勿論、ロッキングチェア本来のリラックスチェアとしての使い方でも、背中のあたりも
優しく自然で、肘掛が低めなので本などを読むのも具合がよく、なんら不自由な
ことではありませんし、椅子が体の重心移動にあわせてゆれてくれるので、
立ったり座ったりがとても楽に出来るわけです。

こうして改めていろいろと書いてみると、この椅子はまさに自分用に部屋の片隅に
おく椅子として、姿かたちも美しく、多用に使えて、大きすぎず、まさに最適なんじゃ
ないかと思いだしてきました。というか、自分で欲しい椅子です。

なかなかこの椅子の魅力を表現しきれず、申し訳ないのですが、
百聞は一見にしかず、ご興味のある方はぜひ
BEAMS 原宿 インターナショナルギャラリーにお出かけください。
この名作椅子は、BEAMSでしか見れませんし、買えませんから。
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フェニカ・ロッカー 税込 149,100円
(BEAMS 限定販売)

ぜひ!!
平成28年6月15日に価格改定しています。ご注意ください。
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by matsumotomingei | 2010-04-22 11:01 | 椅子 | Comments(0)  

ロッキングチェアのある暮らし

前回ご紹介しました、「ロッキングチェアのある暮らし」が
今週初めから開催されております。
そこで、過去にご紹介しましたバリエーション以外のロッキングチェアを
今回ご紹介します。
この椅子は、なぜかカタログに載っておりませんが、なかなかどうして
座り心地のよい椅子です。
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K型ロッキングチェア W54.5xSH37xH100 税込 220,500円

このロッキングチェアは、他のシリーズと違い非常に特徴的な
スタイルをしています。その理由として、この椅子を構成している部材が
すべて板材で出来ていることが上げられます。
この椅子は一見すると他のバリエーションに比べシンプルに見えますが、
実は、前から見ても、横から見ても、上から下にむかってすぼまっており、
各部の接合角度が直角ではなく、そのためいかなる角度からみても、
板材で構成されていながら、平面的ではなく曲線的な印象を与える
椅子であり、見かけと違いかなり複雑な構造をしています。
加えて、座面にはクッションが敷かれていますが、本体の座面自体は
他の製品にくらべかなり低く、そのため重心が低いので、揺り船(ロッカー)も
短く、見た目よりコンパクトな特徴もあります。
さて、座り心地はどうかというと、一見背板が平面なので硬い印象かといえば
そうではなく、なにか包み込まれるような安定感ある座り心地で、
しかも重心が低いためか、揺れが少なく穏やかな座り心地です。
この椅子は、作り手のスキルも要求される、カタログに載っていない
隠れた逸品。
BEAMSインターナショナルギャラリー原宿にも展示されておりますので、
ご興味のある方はぜひ座ってみてください。

で、その「ロッキングチェアのある暮らし」展はこんな雰囲気で・・・
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すべて見せてしまうとつまらないので、ちょっとだけ。
フェニカロッカーとあわせて8種類の弊社ロッキングチェアが様々なシーンで
展示されています。
ぜひお出かけください!!

平成28年6月15日に価格改定しています。ご注意ください。
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by matsumotomingei | 2010-04-07 10:31 | 椅子 | Comments(0)  

雨ざらしの椅子

大変長らく更新せず、大変失礼いたしました。
忙中閑ありといいますが、その閑がなく、せわしない毎日を過ごしており
自分でも気がつかないほど疲れていた様子でした。
大変申し訳ございませんでした。

さて、過日地元で開催しておりました催しの際、一人のご夫人から
ご相談をうけました。
その内容とは、知人から弊社の椅子らしいものを譲り受けたのだけれど
その椅子が、実は10年以上雨ざらしになっていたもので、持ち主が
捨ててしまうというので、それはもったいないと譲り受けたのだが、
果たして、弊社の製品なのか、また、直るのだろうかというご相談。
で、早速拝見しようとお預かりしてきた椅子がこの椅子です。
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これは、間違いなく弊社の#44A型ウインザーチェア。
しかも曲げ木を使っていないところからみると、昭和30年代の製品。
これはひどい状態だな~と思うより前に、
もったいないと思っていただいた気持ちに対する感謝と、
ミズメ桜材は強いな~と感心してしまった。
つなぎ目は殆ど外れてしまい、座板は割れてしまい、
塗装はほぼ劣化してしまっているが、この状態でなお座れる強度を
保っていました。
ご婦人が言うには、少なくとも10年は外で雨ざらしになっていたらしい
とのこと。
結局、この3脚は状態を確認し、一番状態のいい1脚はそのまま修理し、
残りの2脚は使える部品を組み合わせて1脚にすることになりました。
この椅子たちが、どれほどにまで再生されるか楽しみです。

それにしても、木材は人が認識しているより遥かに強いのだと
改めて感じました。

松本はまだ朝夕氷点下になるかと思えば、今日は10度。
三寒四温といいますが、本格的な春はもう少し先です。
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by matsumotomingei | 2010-04-02 11:12 | 椅子 | Comments(2)  

うれしいお葉書

過日御注文いただいた、テーブルと椅子が無事届いたとの
お葉書をお客様から頂戴しました。
御注文に際し、様々なお話をお客様からお伺いし、
人生の転機となるよう、選ばれた卓子と椅子。
とても喜ばれているご様子がお葉書から十分に伝わりました。
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#509C型ウインザーチェア W59xSH42xH96.5
税込 126,000円

バーナード・リーチ監製の名作。
ご主人様のために、一脚だけお選びになられた肘付きの椅子。
大変美しい椅子です。
美しいと感じるものが、人のためになるのだということを
改めて感じさせていただいた、ありがたいお葉書。
この厳しい時局の中、私たちにとっても、とても
励まされる思いでした。
巧まぬ美が、人々の一助になるのだということ。
やはり私は、そのことを多くの人々に伝えていきたいと
改めて考えた次第です。

平成28年6月15日に価格改定しています。ご注意ください。
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by matsumotomingei | 2009-03-09 17:46 | 椅子 | Comments(0)  

万人向けの椅子

というのは言い過ぎかもしれませんが、
この椅子は、およそ何方が座られても、具合がいいと
言われる椅子です。
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#91型キャプテンチェア W61xSH41xH73 税込102,900円

このタイプの椅子は、通称キャプテンチェアと呼ばれますが、
ローバックタイプのウインザーチェアです。
アメリカの開拓時代に蒸気船の船長が船長室で好んで使った
ところからどうやらそう呼ばれるようになったようです。
特徴的なのは、背中をさせる笠木の幅が広いことです。
丁度背中の中心辺りを支えてくれるわけですが、これだけで
背の高い背板がなくても快適さに問題ないことが、よく理解できます。
また、通常のこのクラスの椅子としては、横幅が広いので
姿勢を崩しやすいのも特徴。
座はけっして深くはないですが、大きな男性の方でも物足りない
感じはないようです。
背が低いので、部屋の中で圧迫感もありません。
実は、かなりのベストセラー。

春を迎えるにあたり、ご自分用の椅子をお選びになられる方も
多いことでしょう。
一生ものの椅子として、お勧めしたい椅子です。

平成28年6月15日に価格改定しています。ご注意ください。
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by matsumotomingei | 2009-03-03 17:47 | 椅子 | Comments(0)