カテゴリ:伝統工芸品( 3 )

 

剣先留接

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今日出荷します、伝統的工芸品のタンスです。
すべて伝統的な木組みだけの仕口で組みあげたタンス。
丹念に漆を塗って仕上げてあります。
先ほど検品場で最終検品をしている際、
この柱と桟をつなぐ仕口の美しさに
写真を撮ってみました。
刀の先のような三角形に尖った組手を作るわけですが、
これは、強度確保と見た目の美しさの両方の意味合い
があります。
いかにも仕事をしているぞ!というような過度の主張もなく、
しかして、ちゃんと「木を組んでいる」という姿を見せる
この仕口。
当社ではいろいろな場所に使っていますが、
改めて昔の人の美意識の高さに改めて感じ入りました。

変に奇を狙った新しさではなく、
早く簡単に組む仕組みを考えるのではなく、
こんな素直な仕事を大切にしなくてはいけないのでしょう。
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by matsumotomingei | 2014-03-03 15:31 | 伝統工芸品 | Comments(0)  

北信濃の竹細工

ゴールデンウィークあたりから、松本に多くの人が訪れます。
そこで弊社ショールームでも、さまざまに生活工芸品を取り揃え
皆様のお出でをお待ちしようということで、
昨日、北信濃の山間部落・須賀川まで行ってきました。
須賀川とは、志賀高原のふもと、北志賀方面の山之内町にあります。
冬は数メートルの雪に閉ざされるその地で、昔から伝統的に竹細工が
作られています。
信州の竹細工は主に4箇所、
山之内町・須賀川と戸隠はちしま笹(根曲がり竹)を使った農具などと
伊那、松本で作られたミスズ竹を使ったミスズ竹細工があり、
そのどれもが時流とともに姿をなくしつつあります。
しかし、その品物はどれも生活に根ざし、長い時間とともに作り出された
美しく、素朴で温かみのあるものであり、現代の生活に十分耐えるものです。
残念ながら、松本のミスズ竹細工は最後の職人がお亡くなりになられ、
事実上絶えてしまいましたが、北信濃にはまだ素朴で、真面目な仕事が
続いています。
そこで、私たちも伝統的工芸品を生業としているものとして、よしんば
県内の多くの生活工芸品としての伝統的工芸品の紹介もしていくべきと考え、
来月、ショールームですこし特集してみることとしました。
その第一弾が、信州竹細工です。
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深い雪から体を曲げて春に姿をあらわす根曲がり竹は、
大変丈夫で、繊維が細いのが特徴であり、それで編まれた竹細工は
丈夫で長年の使用に耐え、使い込むと飴茶色に変化していきます。
今回は、特に伝統的な品々に焦点をしぼり、
笊、魚篭、捥ぎ篭、手篭、スイノウ、コヤツ、平皿などを
松本民芸家具とあわせて、生活空間の中にお見せします。
その素朴で味わいある真面目な仕事を、ぜひご覧下さい。

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松本は桜が散り始めましたが、
須賀川はこれからが春本番。山桜と菜の花がとても綺麗でした。
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by matsumotomingei | 2010-04-21 10:32 | 伝統工芸品 | Comments(0)  

松本民芸木工逸品展のご案内

岡山市内、天満屋デパート くらしのギャラリー 1階におきまして、
「松本民芸木工逸品展」を開催いたします。
期間は 平成20年11月18日~12月1日まで
場所は 岡山市表町天満屋デパート続きのアーケード内
      天満屋くらしのぎゃらりー(TEL 086-231-7529)

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(クリックすると大きくご覧いただけます。)
松本帖タンスB W79XD39.5XH88 税込 1,302,000円
欅材・拭き漆仕上げ

伝統工芸品や特別製作品、欅ものなど、
ちょっと変わった製品だけをあつめて、楽しんでいただけるよう考えた
小展を開催いたします。
たとえば、横綱のために製作したロッキングチェアや、
木目の美しい文机。
1点限りの朝鮮棚
などなど。
とくに伝統工芸士 藤沢昭雄氏に特別に製作していただいた木工小品の
数々は、どれもやさしい表情のものばかり。
氏が、こういう時代だからこそと、採算も考えず価格をリーズナブルに設定してくれ
まさに必見です。
手元に置いておいたら楽しいだろうなと思わせるものばかりをそろえた
ちょっと変わった展示会です。
ぜひ、お出でくださいませ。

松本民芸家具の公式HPはこちら
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by matsumotomingei | 2008-11-15 11:16 | 伝統工芸品 | Comments(0)